ペアリングワイン

自分へのご褒美におすすめのニュージーランドワイン4選

日に日に暖かくなる今日この頃、転職や転勤、進学など大きな変化を迎える場面が多いこの季節でもありますね。

そんな時には、「今まで頑張ってきた自分にご褒美をあげてもいいかな」と考える方も多いのではないでしょうか?

皆さんが、ご自分へ贈るご褒美のポイントはなんですか?ずっと欲しかった洋服やアクセサリーを買う、長年使用したガジェットを新調する、など、人によってさまざまだと思いますが、自分へのご褒美は「少し特別で気分が上がる」ことがキーポイントですよね。

ワイン好きの方へ是非おすすめしたい自分へのご褒美は、「いつもより少し高めのワインで気分を上げる」ことです。

普段1000~3000円くらいのワインを家のみ用に選んでいる方であれば、5000円ほどのワインを買ってみる。

3000~5000円くらいのワインを買っている方であれば、7000円ほどのワインを買ってみる。

少し贅沢をした分、ワインを飲む空間や合わせて頂くお料理にも手を掛けたくなりますよね。

そんな時には、花を飾ったり、おしゃれな食器を使ったり、いつもより特別な空間をつくることで自分の心にも余裕が生まれるように思います。

私自身も、お気に入りのワインとおつまみをセットして、食卓を少し彩って楽しむお家ワインの時間は至極の癒し時間です。そんな少し背伸びした時間こそが、自分へのご褒美となる気がします。

今回は「いつもより少し良いワインを家のみで楽しむ」をポイントにして、気分を上げるワインをご紹介していきます。

ご褒美ワインにニュージーランドワインをおすすめする理由

ご褒美ワインと聞いて、みなさんはどんなワインを想像しますか?

高級ワインの定番、フランス・ボルドーやブルゴーニュワインを思い浮かべる方も多くいらっしゃるかと思いますが、特級畑や格付けワインになると、1本数万円はくだらないため、「ご褒美ワイン」としては少しハードルが上がってしまいますね。

そこで、「ご褒美ワイン」におすすめなのがニュージーランドワインです。ニュージーランドワインは、市場に出回っている数ほど多くはないものの、質が高くコストパフォーマンスが優れていることで知られています。

「ブルゴーニュワインは素晴らしい。しかし、ワインを飲みたい人がそれを手に入れることが出来ないことがある、ということが唯一の欠点だ。ニュージーランドワインなら4000円~十分に満足できるピノ・ノワールが揃っている。」

これは、ニュージーランドで数年に一度行われる、ピノ・ノワール・コンフェレンスでニュージーランドワインメーカーが、ブルゴーニュワインについて皮肉交じりに評価したコメントです。

皮肉交じりながらも、ニュージーランドワインのコストパフォーマンスの高さをよく現しているなぁと感じます。実際に、ニュージーランドワインを飲んでみると、そのパフォーマンスの高さに驚く方が多いのも確かです。

私の実体験でも、「このワイン本当にこの価格で良いの?」という疑問が湧くワインに何度も出逢ったことがあります。百聞は一見に如かず、是非お試しください!

おすすめニュージーランドワイン4選

①Kumeu River Estate Chardonnay

はじめにご紹介したいのは、ニュージーランド最大の都市オークランドに位置するクメウリヴァーエステート。

ニュージーランド初のマスターオブワイン(MW)でも知られるマイケル・ブラジコビッチが醸造責任者を務めることでも知られています。

こちらのワインは、個人的にも大好きで「ニュージーランドワインはソーヴィニヨンブランだけでない」と確信したワインでもあります。複雑性があり、非常に上品な印象のワインです。

熟した白桃のような甘美な香りに、ふわりとトースト香が加わります。また、グレープフルーツのようなすっきりとした柑橘系果実のニュアンスも感じられます。

口当たりがまろやかで芳醇さが広がります。ミディアムボディで飲みごたえがあり、細く長く続く酸が余韻に現れます。熟成にも向く上質なシャルドネです。

・原産国:ニュージーランド
・産地:北島 / オークランド
・品種:シャルドネ
・容量:750ml

②Pegasus Bay Maestro (Merlot Cabernet Malbec)

こちらは、南島最大の都市クライストチャーチの近くカンタベリー地方のペガサスベイ・ワイナリー。以前にも何度かご紹介したことのある、イチオシワイナリーです。

ペガサスベイのワインは、どれを選んでも間違いがないですが、今回ご紹介するマエストロは、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベックのボルドーブレンドです。

美しいガーネット色で、プラムやブラックチェリーの香りに、シガーボックスやブラックオリーブのような香りも加わり、香りからも期待感が高まります。

口に含むと丸みがありますが、徐々に現れるタンニンが味わいに力強さを与えます。

ただ味わいが濃いだけでなく、ダークチョコレートのような深みがあり、フルボディ好きな方に是非おすすめしたいワインです。

・原産国:ニュージーランド
・産地:南島 / ノースカンタベリー
・品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック
・容量:750ml

③Koyama Noble Riesling

「少し特別な」という視点では、家のみ用にあまり買うことがないスウィートワインをご褒美ワインとして買うのもおすすめです。スウィートワインは、1本常備しているとワインライフの幅が広がり、以外にも重宝します。

ご紹介するのは、ご存知の方も多い「コヤマワインズ」のリースリングから造られる甘口ワイン。こちらのワイン、もちろん甘口ですがベタつくような甘さではありません。

ジャスミンやユリの花を思わせる甘美なアロマ、凝縮した蜂蜜の様な甘み、余韻に現れるミネラル感、味わいに緩急があります。非常にエレガントでじっくりと味わたい1本です。

・原産国:ニュージーランド
・産地:南島 / ノースカンタベリー
・品種:リースリング
・容量:350ml

④Gibbston Pinot Noir Valli Vinyards

こちらのワインは、インターナショナルワインチャレンジでTop 10 Wines in the Worldにも選ばれた、ニュージーランド ピノ・ノワールを代表する1本と言っても過言ではありません。

ヴァリ・ヴィンヤーズは、「若手醸造家コンペティション」の記事でも以前ご紹介したとおり、生産者・ワインのクオリティともに注目を浴びるワイナリーです。

旧世界のピノ・ノワールの繊細さと新世界の力強いピノ・ノワール、両者の良さを兼ね備えたハイブリット型とでも例えられるような1本です。

ブラックチェリーのような、ベリー系果実の香りに、タイムやローズマリーのようなハーブの印象も加わります。

口当たりは、滑らかさで非常に上品です。味わいは、ベリー系の芳醇さに、優しいタンニンが加わり、いくつもの層になり複雑さが感じられます。

・原産国:ニュージーランド
・産地:南島 / セントラルオタゴ
・品種:ピノ・ノワール
・容量:750ml

まとめ

いかがでしたでしょうか。それなりの価格がするワインを買うとなると、レビューが気になるところだと思います。

今回ご紹介したワインはどれも、ニュージーランドワインを代表するようなトップクオリティのワインばかりです。

年度末の区切りに、いつもより特別なワインで気分を上げてみてはいかがでしょうか?

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高橋 宗子

【お家で楽しむワイン提案のワインエキスパート】
ニュージーランドワイン好きが高じて、ワイナリー・ブドウ畑巡りをする為ニュージーランドへ移住。
都内ワインインポーターにて星付きレストランにもワイン紹介をしてきた経験を活かし「お家でも気軽に楽しめるワイン時間」を提案しています。 高橋 宗子の記事一覧 

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